肝臓内科このページを印刷する - 肝臓内科

診療科の特徴

肝臓内科
当院は日本肝臓学会認定施設であり、広島県からは「肝疾患診療支援ネットワーク」専門医療機関に指定され、肝臓専門医や消化器病専門医を中心に各種肝疾患の診療に当たっています。

医療関係者向け専門情報

具体的な診療内容

各種肝障害(ウイルス肝炎、自己免疫性肝疾患、アルコール性肝障害や薬剤性肝障害など)は、血液生化学検査、超音波検査、CT検査やMRI検査などの画像検査に加え、必要に応じて腹腔鏡検査および肝生検を行い診断しています。
当院は「広島県肝疾患診療支援ネットワーク」専門医療機関であり、ウイルス性慢性肝疾患の治療を公費助成制度を利用して実施しています。ウイルス肝炎の治療は、C型肝炎ではペグ・インターフェロンとリバビリンやこれにプロテアーゼ阻害剤を加えた3剤併用で加療し、一方B型肝炎例では核酸アナログ製剤(エンテカビル、ラミブジン、アデフォビル、テノホビル)による抗ウイルス治療を実施しています。
すべての慢性肝疾患例に対しては、超音波検査、CTやMRI検査などでほぼ6ヵ月ごとに定期画像診断を行い、肝癌の早期発見に努めています。画像検査は、超音波検査では東芝製ハイエンド機であるAplioXGを使用し、超音波検査用造影剤であるソナゾイドを用いた造影超音波検査を積極的に行い肝腫瘍性病変の検出および診断に役立てています。また、肝腫瘍性病変の検出に優れる肝特異性造影剤(EOB)を用いた造影MRIなどを適宜組み合わせて、肝癌の早期発見に努めています。
肝癌の治療は、単発例あるいは3cm3個以下の症例では単針型であるCool-tip RF Systemを使用してラジオ波焼灼療法(RFA)を行っています。一方、多発肝癌および進行肝癌には血管造影下に肝動脈塞栓療法、肝動注化学療法や分子標的治療剤の内服療法を行っています。
肝予備機能の低下した肝硬変例には、NSTの協力を得て、栄養治療面からQOLの向上を計っています。

肝臓内科 発表業績

治験受け入れ可能な疾患

スタッフ

氏  名 金吉 俊彦 (かねよし としひこ)
役  職 診療部長(肝臓内科担当)
専門分野 肝臓病の診断と治療
卒業年度 平成2年
資  格
◆ 肝臓専門医
◆ 消化器病専門医
◆ 認定内科医・指導医
 

氏  名 伏見 崇(ふしみ たかし)
役  職 肝臓内科医長
卒業年度 平成22年
資  格
◆ 肝臓専門医
◆ 認定病院総合診療医
◆ 認定内科医
◆ 消化器病専門医
◆ 消化器内視鏡専門医
◆ 総合内科専門医