放射線診断科
診療科の特徴
【関連情報】放射線技術部門
画像診断
高度な医療を行うにあたって、画像診断の役割が近年非常に大きくなってきています。診断にはX線写真を主体とする通常のレントゲン写真に加えてマルチスライスCT、高磁場MRI装置、2検出器型核医学検査装置(RI)、コンピューティド・ラディオグラフィィー(CR)などの画像診断装置を用いて診断を行っています。
マルチスライスCTは約15,400件/年、高磁場MRI装置では8,200 件/年の検査件数をこなしています。
これらの画像検査に対して画像診断の専門医として、原則全例当日中に当該診療科にレポートを報告、高度医療に貢献しています。
画像診断にあたってはフィルム診断ではなくPACS(PictureArchiving& CommunicationSystem)を用いて診断、画像のデジタルデータをモニタ上で診断しており、常に最適化した画像(拡大や画像濃度等)でより高度の診断を目指しています。
マルチスライスCTは、短時間に広い範囲を精密に撮影可能です。肺癌では特に1cm以下の小病変にHRCT(HighResolutionCT)が大きな威力を発揮します。
それ以外でも最近多くなってきた肺血栓塞栓症(いわゆるエコノミー症候群)の診断にも大きな力を発揮しています。
肝臓や膵臓癌など腹部実質臓器の診断に対しても造影剤を最適に使用することにより大きな威力を発揮します。また急性腹症の鑑別にも非常に大きな威力を発揮しています。
医療関係者向け専門情報
インターベンショナルラジオロジー(IVR)
診療支援体制
放射線科(技術部門)の紹介
1895年エックス線の発見から110年目の現在に至るまで、放射線医学の進歩はめざましいものがあります。 放射線技師は、一般撮影、CT、MRI検査を中心とした画像診断の他、癌などの放射線治療や、ガンマカメラを用いて診断する核医学を担当します。
当放射線科では患者様に優しく、医師に的確な医療情報を提供するよう、チーム医療を実践し、患者サービス向上に向けて努力していきたいと思っています。
放射線機器一覧
主な放射線機器の紹介
CT MRI
骨密度測定装置 ガンマカメラ
IVR-CT DSA
放射線治療室は主にがんの放射線治療を行う部門です。リニアックを使った外照射とラルスを使った腔内照射を施行しています。
リニアック
リニアックとは直線加速器のことで、患者さまの放射線治療を行う装置です。
ラルス
ラルスとはリモート・アフターローディング・システムRemote Afterloading System(RALS)の略称です。主に腔内照射に用います。子宮頚癌の根治的治療を行う中で腔内照射が必須の治療手法となっています。
地域連携医療機器のご紹介
治験受け入れ可能な疾患
スタッフ
役 職 放射線診断科医長
専門分野 画像診断一般、血管造影等、インターベンショナルラジオロジー
卒業年度 昭和59年
資 格
◆ 放射線科専門医
吉村 孝一(よしむら こういち)
役 職 放射線診断科医長
専門分野 画像診断一般
卒業年度 平成7年
資 格
◆ 放射線科専門医
◆ 検診マンモグラフィー読影認定医
◆ 核医学会PET認定医
長尾 良太(ながお りょうた)
役 職 放射線診断科医師
専門分野 画像診断一般
卒業年度 平成28年
大原 小百合(おおはら さゆり)
役 職 後期臨床研修医
卒業年度 平成31年