泌尿器科このページを印刷する - 泌尿器科

診療科の特徴

泌尿器科の対象疾患
 尿路(尿の通り道: 腎臓、腎盂尿管、膀胱、前立腺、尿道)とその周辺臓器(副腎、陰茎、精巣など)の腫瘍性疾患を中心に診療しています。それ以外にも生活の質を低下させる良性疾患(前立腺肥大症、過活動膀胱、骨盤臓器脱、尿路結石など)を治療対象としています。

基本方針と主要手術成績

1.体に優しい適正な治療を早く(速く)患者様のニーズに合わせて

 受診→診断→治療方針決定→治療後の社会復帰までの流れを無駄なく迅速に行うことを心がけています。十分な病状説明を基本とし(病名告知)、手術、放射線療法、抗癌化学療法、ホルモン療法、分子標的治療、免疫療法、緩和医療など、病気の種類や状態、生活様式や希望を考慮し、患者様にとってより良い治療方法を選択する方針です。

2.泌尿器科主要手術(ロボット手術、腹腔鏡手術などの低侵襲手術を最大限に活用)

 

当院では2002年に腹腔鏡下腎摘除術を施行して以来、この備後医療圏では率先して体に優しい低侵襲手術の適応を拡げ、2014年以降では泌尿器科主要手術(副腎腫瘍、腎がん、腎盂がん、尿管がん、膀胱がん、前立腺がん)の95%以上を低侵襲な腹腔鏡手術で行うようになりました。病巣を取り除くだけではなく、元々持っている体の機能をできるだけ損なわない手術を心がけながら、現在では年間約140例の腹腔鏡手術を行っています(泌尿器腹腔鏡技術認定医2名在籍)。進行例においての拡大手術についても、十分な安全性を担保しつつ腹腔鏡手術を取り入れていますが、腹腔鏡手術での対応が困難な超進行症例においては、抗癌化学療法、分子標的療法、免疫療法などを併用し開腹手術で治療に当たることもあります。
2023年12月より、これまで積極的に取り組んできた腹腔鏡手術にロボット支援手術機器da Vinci Xi (ダビンチXi)が加わりました。非常に便利な道具で、今まで行ってきた手作業の腹腔鏡手術がより精緻に再現性をもって行えるようになりました。すでに前立腺がん、膀胱がん、骨盤臓器脱(膀胱瘤、子宮脱など)、水腎症に対して、2024年5月末(ロボット導入後半年)の時点で計54名の方の手術を行い、良好な手術成績を収めております。当院で行われてきた体腔鏡手術のほぼすべてが2024年中にロボットを駆使して行われるようになります。


・鮮明な3Dカメラ
・先端に7つの関節があり執刀医の指・手の動きの通り操ることが可能
・手の震え(手ぶれ)が自動的に取り除かれる




上記が主な特徴でより繊細に執刀医の意図に沿った手術操作が可能となります。

医療関係者向け専門情報

具体的な診療内容

尿路性器腫瘍(副腎腫瘍、腎癌、腎盂尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣癌、陰茎癌)を中心とした診療を行っています。それ以外にも、QOLを低下させる良性疾患(前立腺肥大症、過活動膀胱、腹圧性尿失禁、骨盤臓器脱(膀胱瘤))や尿路感染症、尿路結石などを治療対象としております。
 当科では、2002年に後腹膜鏡下腎摘除術を導入して以降、備後医療圏では率先して新規低侵襲術式の導入を行ってきました。

2002年 後腹膜鏡下腎摘除術
2004年 後腹膜鏡補助下腎尿管全摘除術腹腔鏡下副腎摘除術
2011年 後腹膜鏡下腎部分切除術腹腔鏡下腎盂形成術
       
骨盤臓器脱経腟メッシュ手術(TVM
2012年 腹腔鏡下腎部分切除術腹腔鏡下小切開前立腺全摘除術
2013年 腹腔鏡下前立腺全摘除術腹腔鏡下膀胱全摘除術
2014年 後腹膜鏡下後腹膜拡大リンパ節郭清
2015年 単孔式腹腔鏡下内精静脈結紮術
2020年 腹腔鏡下仙骨膣固定術


上記のように経験や医療機器の進歩により2014年以降、泌尿器科主要手術(副腎、腎、腎盂尿管、膀胱、前立腺)の95%超が体腔鏡手術で対応可能となっております。手術については、安全性はもとより、制癌性および機能温存の両立を心がけて行い、良悪性含めて年間約140症例超の体腔鏡手術を泌尿器腹腔鏡技術認定医2名を中心に行っています。主要手術以外でも2016年にはMRI超音波融合画像ガイド下前立腺生検、2023年には光力学診断 (photodynamic diagnosis: PDD)を用いた経尿道的膀胱腫瘍切除術を導入し、検査精度や手術成績の向上に取り組んでいます。
 2023年12月より、これまで積極的に取り組んできた腹腔鏡手術にロボット支援手術機器da Vinci Xi (ダビンチXi)が加わりました。非常に便利な道具で、今まで行ってきた手作業の体腔鏡手術がより精緻で再現性をもって行えるようになりました。すでに前立腺全摘術、膀胱全摘術、仙骨膣固定術、腎盂形成術など、2024年5月末(ロボット導入後半年)の時点で4術式54症例の手術を行い、良好な手術成績を収めております。当院で行われてきた体腔鏡手術のほぼすべてが2024年中にロボットを駆使して行われるようになります。

実績

治験受け入れ可能な疾患

スタッフ

氏  名 長谷川 泰久(はせがわ やすひさ)
役  職 診療部長
専門分野 泌尿器科一般、ロボット手術、腹腔鏡手術
卒業年度 平成10年
資  格
◆ 日本泌尿器科学会専門医
◆ 日本泌尿器科学会指導医
◆ 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 腹腔鏡技術認定医
◆ 日本内視鏡外科学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
◆ がん治療認定医
◆ 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会代議員
◆ 西日本泌尿器科学会評議員
◆ 医学博士(平成21年)
◆ 広島大学医学部臨床教授
 

氏  名 増本 弘史(ますもと ひろし)
役  職 泌尿器科医長
卒業年度 平成13年
資  格
◆ 泌尿器科専門医
◆ 泌尿器科指導医
◆ がん治療認定医
◆ 日本内視鏡外科学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
◆ 泌尿器科学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
 

氏  名 藤田 曙(ふじた あきら)
役  職 泌尿器科医師
卒業年度 平成30年
 

氏  名 河野 晋太郎(こうの しんたろう)
役  職 泌尿器科医師
 

氏  名 川口 晃(かわぐち こう)
役  職 泌尿器科医師