ME管理室このページを印刷する - ME管理室

部門の特徴

ME管理室

私たちは、医師の指示の下、呼吸・循環・代謝といった機能を代行したり、補助したりする装置「生命維持管理装置」の操作及び保守点検を業務としています。

臨床工学技士は医療・工学両方の知識を持つ職種であり、当院では手術室、ICU、NICU、心臓カテーテル室などの現場で活躍し、医師・看護師・他職種スタッフとチームを組み、高度医療の提供に全員で日々努力しています。

医療関係者向け専門情報

部門の具体的な業務内容

「機器管理」 ME管理室では輸液ポンプ、シリンジポンプなど中央管理を行い、日常点検及び定期点検を実施しています。NICU部門では保育器、生体情報モニタ、体表冷却装置、眼底カメラ、レーザ治療器の点検を行い、手術室部門では内視鏡装置、麻酔器、電気メス、除細動器などを点検しています。

「人工呼吸器業務」 安全に人工呼吸器を使用していただくため巡回点検を行い、医師との連携のもと設定の変更等に携わっています。また、2013年よりRST(呼吸サポートチーム)が発足され、医師、看護師、理学療法士、言語聴覚士、歯科衛生士など他職種スタッフと協力して定期的なラウンドや症例検討を行っています。様々な視点から人工呼吸器を使用している患者様のサポートを行い、より良い医療の提供に日々努めています。

「内視鏡業務」 内視鏡室スタッフと連携し、カプセル内視鏡のセッティングや、EMR(内視鏡的粘膜切除術)、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)などの介助、処置具の操作等を行っています。その他にも、内視鏡装置や電子スコープ、洗浄機の点検、保守管理、トラブル対応を行っています。

「循環器業務」 心臓カテーテル室でポリグラフを操作し生体情報のモニタリングや記録、血管内超音波(IVUS)のセットアップ計測、電機生理学的検査(EPS)の操作、心筋血流量予備量比(FFR)等の周辺機器の操作を行っています。その他、ペースメーカが植え込まれている患者様の管理と手術の立ち会い、外来部門でのペースメーカチェックを行っています。

「血液浄化業務」 当院ではCHDF(持続的血液濾過透析)、エンドトキシン吸着療法(PMX-DHP)G-CAP(顆粒球吸着療法)、L-CAP(白球除去療法)、CART(腹水濾過濃縮再静注法)をおこなっています。

「手術室業務」 手術室では、毎日手術前および手術中ラウンド点検を行い,各部屋の機器の設定・動作確認、電源容量を確認し手術の安全性の向上に努めています。また、電気メスや内視鏡装置などME機器全般の点検を行い、機器の安全管理にも努めています。その他にも整形外科手術での自己血回収装置の操作、必要時にはイメージ操作補助を行っています。

「NICU業務」 人工呼吸器のラウンド点検、回路更新、NO吸入療法や脳低体温療法などの補助業務を行っています。また在宅での治療を受ける患者様への支援として人工呼吸器、パルスオキシメータ、吸引器などの機種選定から使用法の説明まで幅広く取り組んでいます。

「その他の業務」 経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)に使用する装置を医師の指示の下操作、補助を行っています。

「勉強会」 医療機器の講習会、新規導入機器の勉強会を実施しています。また入職者や看護部を対象にした医療機器教育にも取り組んでいます。

スタッフ

主任臨床工学技士:1名 臨床工学技士:5名 計6名(2019.08)

認定等取得状況

呼吸療法認定士:4名 透析技術認定士:2名 医療機器情報コミュニケータ:2名 第2種滅菌技士:1名

臨床研究業績