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部門の特徴

写真(2022年6月2日撮影)
近年、新型コロナウイルスの影響で訪日外国人は減少しておりますが、研修や技能実習、留学などのさまざまな理由で福山市には多くの外国人が在住しています。
外国人患者が日本の医療機関で治療をうけるには言葉の壁・制度の問題・習慣の違いなど数多くのハードルが存在します。
当院においては医療のグローバル化に対応し、外国人患者受け入れ体制を充実させるために、国際的な医療活動を支援する部門として「国際支援部」が2017年4月に設立されました。

スタッフ

医師1名 看護師5名 薬剤師2名 放射線技師2名 臨床検査技師2名 理学療法士1名 事務職員3名 計16名

部門の具体的な活動内容

当院の取り組みとして、まずは医療通訳ツールの導入を行いました。2018年より電話医療通訳システムmediPhone(メディホン)を導入し、計31言語の電話通訳に対応しています。また、簡易な日常会話の通訳に対応するツールとして多言語音声翻訳アプリVoiceTra(ヴォイストラ)も同時期に使用を開始しています。
また、英語のホームページを作成するとともに、院内表示を英語・中国語・ベトナム語の3か国語を用いた多言語表記にしました。院内の同意書や説明書についても、当院で外国人患者に重要な説明を行うことが多い麻酔科・婦人科の領域から英語・中国語・ベトナム語表記の文書を用意し、多言語化を進めています。

外国人患者受入れの体制を確立するため、当院は「Medical Excellence Japan(MEJ)」が主催する「MEJフォーラム」に参加し、2017年12月「ジャパン インターナショナル ホスピタルズ(JIH)」の推奨を受けました。これは渡航受診者の受入れに意欲のある病院で所定の基準を満たす病院が推奨されるものです。
証明

日本

また、2021年9月21日に外国人患者受入れ医療機関認証制度「Japan Medical Services Accreditation for International Patients(JMIP)」の認証を得ました。JMIPは日本国内の医療機関に対し、多言語による診療案内や、異文化・宗教に配慮した対応など、外国人患者の受入れに資する体制を第三者的に評価することを通じて、国内の医療機関を受診するすべての外国人に、安心・安全な医療サービスを提供できる体制づくりを支援するものです。



その他、海外の病院との交流、海外研修、院内研修を積極的に行って国際医療に貢献するとともに、医療スタッフや国際支援部メンバーのグローバル化を図っています。

外国人患者さんがより安心して病院を訪れることができるよう、さらなる改善を重ねて参ります。 病院の国際化は地域の方々の協力なくしては成しえないプロジェクトであります。お力添えのほどよろしくお願い申し上げます。

厚生労働省補助事業(JMIP推進事業)における、全国の外国人患者受入れ環境整備事例の紹介で、今回、福山医療センターが取材を受けました

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