広島県指定がん診療連携拠点病院・連携パスこのページを印刷する - 広島県指定がん診療連携拠点病院・連携パス

部門の特徴

福山医療センターでは、5大がん(胃がん・肺がん・大腸がん・肝がん・乳がん)をはじめとする様々ながんの診療・治療に力を入れています。

それを受け、令和2年3月27日より国から『地域がん診療連携拠点病院』として指定を受けました。

福山・府中二次医療圏のがん医療の中核病院として、地域の医療機関と連携を図りながら、がん専門医によるより一層高度な診療を恒常的に、一定の品質と共に患者さんへ提供してまいります。

役割

  1. 専門的ながん医療の提供等(手術、放射線療法及び化学療法を効果的に組み合わせた集学的治療の実施)
  2. 地域のがん診療の連携協力体制の構築(がん診療従事者への研修や診療支援、患者さんの受入・紹介等)
  3. 地域の医療機関及びがん患者さんに対する相談支援及び情報提供

活動

  1. 院内がん登録、地域がん登録
  2. 緩和ケア研修会、地域医療従事者研修、市民公開講座
  3. がん相談支援センターの設置
  4. セカンドオピニオン外来

がん地域連携クリティカルパス

福山・府中地区がん地域連携クリティカルパスについて

当院は、国指定の地域がん診療連携拠点病院として、地域の医療機関と協力して専門的な医療と総合的な診療をバランスよく提供する共同診療を行っております。

現在のがん医療では、「手術を行う病院」、「日常的によく見られる疾患の治療や継続的な健康管理を行う病院・診療所」、「緩和ケアを行う病院」など、それぞれが専門的に取り組む分野に応じて役割分担し、地域全体でお互いに連携しながら患者さんや家族を支える仕組みに変わってきています。そのなかで、医療連携を円滑なものにするために「地域連携クリティカルパス(地域連携パス)」があり、福山・府中地域保健対策協議会により『福山・府中地区がん地域連携クリティカルパス』が整備されました。

「地域連携パス」による診療を受けられる患者さんへ

当院にて『胃がん』『肺がん』『大腸がん』『肝がん』『乳がん』のご入院・手術を受けられた場合、ご退院の際又はご退院後にお渡しする共 同診療計画である連携パス冊子(わたしの手帳)に沿って、かかりつけ医又は当院(どちらで受診するかは連携パス 冊子に記載)で診察・検査等を受けていただく場合がございます。病状が落ち着いている時の投薬や日常の診察はかかりつけ医が行い、当 院へは節目に受診していただくことになります。つまり、二人主治医制をとることとなり、患者さんの主治医を複数にすることで、異常の早期 発見やきめ細かい対応が行えます。ご退院後に何かご心配等ある時は、まずかかりつけ医にご相談下さい。かかりつけ医の先生から受診 時の状況や検査結果等を適時、当院主治医に報告いただくことになっております。患者さんの状態を両方の病院・医師で共有することがで き、安心して治療を受けていただくことができます。

かかりつけ医の役割

病気の予防、日常の健康管理を行います。(生活習慣病などの管理は、身近なかかりつけ医が必要です。) 専門的治療(病院への受診)の必要性を判断します。 風邪などの一般的な病気のことや、ちょっとした心配ごとなどが気軽に相談できます。

当院(がん診療連携拠点病院)医師の役割

かかりつけ医と情報交換しながら年に1~4回の定期的な診療を行います。 専門的な検査・診察・手術を行います。 緊急を要する場合、必要な対応を行います。

詳細は、福山・府中地区保健対策協議会のホームページを参照ください。

「連携パス」を利用することにより、情報提供料として、がん診療連携拠点病院では初回入院において退院時のみ『がん治療連携計画策定料』、かかりつけ医では月1回を上限として『がん治療連携指導料』の算定が認められております。(ただし、診療情報提供料は同時算定されません)