助産師からのメッセージこのページを印刷する - 助産師からのメッセージ

助産師からのメッセージ

当院の状況
当院では、地域周産期母子医療センターとして、正常分娩と同時に異常妊娠。分娩を取り扱い、低出生体重児や病的新生児に集中的治療を実施しています。また、地域の産科3次救急を唯一引き受けています。年間約450例の分娩中、母子の生命を守るため行われる緊急母体搬送を年間約130例受け入れています。そのため帝王切開率が約60%と高くなっています。

 

そのような状況で私たち助産師は、医師や看護師、小児科医、NICU看護師とチームを組んで、産婦様が安全に満足のゆくお産ができるように研鑽しています。

 

早期母子接触

早期母子接触


私たちが、力を入れていることの1つに早期母子接触があります。
生まれてすぐに、裸のまま赤ちゃんをお母さんの胸の上で抱っこしてもらいます。
直接肌と肌が触れ合うことで、より愛しく感じることができます。私たちは帝王切開の患者様であっても、OP室看護師、小児科医師と一緒にわずかであっても早期母子接触を体験していただいています。(看護研究もしています)
 

 



 

助産師のお仕事

助産師のお仕事


妊娠・出産の相談窓口と保健指導
妊娠中の保健指導やお産の介助、育児や産後のおっぱいに関する相談を行っています。 保健指導で医師への質問したいことを明確にして、医師の診察を受けることで聞きやすい体制作りに取り組んでいます。

 

おっぱいケア(外来予約をしていただきます)
助産師がおっぱいの状態を確認して、適切なケアを指導します。


マザークラス
毎月第1水曜日とその次の土曜日に医師・栄養士・助産師から出産や準備についての指導を行います。これからの育児仲間作りにもつながっていきます。

退院指導
生活指導で産後の過ごし方や育児についての説明を行います。 授乳指導や沐浴指導はマンツーマンでで丁寧に行います。 沐浴はお父さんも一緒に参加されることが多いです。 退院後10日目に助産師が電話でお母さんと赤ちゃん様子をうかがい必要な指導を行います。

メッセージ
助産師メッセージ学生のみなさん、はじめまして。

 

私たちは現在、広島県福山市にある国立病院機構福山医療センターで助産師として働いています。

当院は、広島県東部の地域周産期母子医療センターとして、大きな役割を担っています。ハイリスク妊婦や近医からの緊急母体搬送も多く忙しいですが、やりがいはとても大きいです。

助産師スタッフは平均34歳と比較的若い構成です。ベテラン助産師の技術や、若い助産師の新しい知識を皆で共有し、看護師とチーム組んで、患者さんが満足できるような看護が提供できていると感じています。ハイリスク出産が増えるにつれ、時に不幸な結果が発生することがあります。そのため、昨年はペリネイタル・ロスに取り組みました。さらに、帝王切開の早期母子接触などにも取り組んでいます。21年度は助産師も4人増えて地域の成育医療に貢献できるよう母乳育児や妊婦指導の強化をはっていきます。

社会の要請に応えるべき、勉強会を定期的に行って、向上心を持って働いています。スタッフは皆やさしく、仲が良いので、忙しいながらも日々とっても楽しく働いています。

助産師を目指している学生さん、福山医療センターで私たちと一緒に働いてみませんか?いつでも見学に来てください、スタッフ一同お待ちしています!

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