認定看護師のご紹介このページを印刷する - 認定看護師のご紹介

認定看護師の活躍 ~感染管理認定看護師~


感染管理認定看護師
Q:認定看護師を志した理由は?
A:就職して殆どを産婦人科病棟で勤務してきまし た。その中で免疫力の低い妊産婦や新生児と接 する中で感染防止対策の重要性を実感したこと、 また、感染リンクナースになった事でさらに知 識不足を感じたため認定看護師をめざしました。
Qどんな活動を行っていますか?
A全職員に対して感染予防に関する教育、コンサ ルテーションを実施し感染防止活動を行って います。また感染防止マニュアルの見直しを行い 疫学的に効果が認められた感染防止技術を取り 入れ、速やかに実行に移せるマニュアル作りに 取り組んでいます。助産師という資格を生かし、 母性、小児における感染防止にも積極的に取り 組み、院内での感染が一つでも減少するように、 努力したいと思います。
Q認定看護師を目指す人に一言
A自分の興味がある分野をより専門的に知識を深めることができます。自分の学びが 病院や地域に貢献できます。同じ志をもつ大切な仲間が全国にることは、とっても 心強いです。

認定看護師の活躍 ~皮膚・排泄ケア認定看護師~


皮膚・排泄ケア認定看護師
Q:どうして認定課程を学ぼうと思ったのですか
A:病棟でストーマケアを行う中で、ケアが困難なために自分の知識不足、力不足を感じる場面があり、より良い看護を提供するために専門的な知識を持ち、患者さんの社会復帰・QOL向上に関わりたいと考え志しました。
Q:活動内容と抱負を教えてください
A:皮膚・排泄ケア認定看護師は『創傷ケア』『ストーマケア』『失禁ケア』の3つの分野において活動をしています。ストーマケアは、オストメイトが持つ問題を解決するため、局所ケアはもちろん、退院に向けて支援します。創傷ケアは褥瘡・創傷などの予防や治癒を促すケアを行い、失禁ケアは、排泄障害による失禁と失禁に伴う皮膚障害の改善と予防を行います。NSTや緩和ケアチームとも連携をとって、患者さんの幸せに繋がるケアを、組織横断的に日々取り組んでいきたいと思います。
Q:これから目指す人に一言
A:認定看護師までの道のりは本当に大変ですが、好きなこと、興味のあることなら必ず達成できると実感しています。人生経験や看護経験は少ない私ですが、より専門的な知識を身につけることで、自信を持つことができました。これからも自己研鑽は続きますが、認定看護師として活動できることを喜んでいます。

認定看護師の活躍 ~緩和ケア~

Q:認定看護師になろうと思ったきっかけは?
A:がん患者さんが痛みなどで苦悩しておられるなかで、何もできていないとジレンマを感じていまいた。そこで、緩和ケアについて勉強をしようと思いました。緩和ケアを学ぶなかで、緩和ケアは看護の原点でもあると感じ、緩和ケア認定看護師を目指しました。
Q:どんな活動を行っていますか?
A:緩和ケア認定看護師は、患者さんとご家族のQOLを考慮し、療養生活の充実に貢献することを大きな目的としています。現在は、病棟に所属し入院中の患者さんの症状緩和を主治医と相談をしながら行っています。また、ご家族の不安・苦悩もお聞きしながら家族ケアにも努めています。院内活動として、1回/週、緩和ケアチームの一員として病棟ラウンドを行い、院内の患者さんの苦痛緩和に努めています。また、がん相談窓口も行い、がんとともに生活していくなかでの生じる様々な問題に対して相談を受けています。
Q:認定看護師を目指す人に一言
A:認定看護師となり、患者さんやご家族に寄り添いながら一緒に考えていけるようになり、何もできないというジレンマはなくなりました。認定看護師の道のりは大変ですが、看護師として、人間としても成長できたと感じています。一緒にがんばりましょう。

認定看護師の活躍 ~新生児集中ケア~

Q:教育課程に進んだ理由
A:認定看護師教育課程の講義を聴講する機会がありました。私は長年、新生児看護に携わっていましたが、その講義で初めて知ったこと・行っている看護の根拠などを知り、自分の知識不足を感じました。 専門的知識や根拠に基づいた看護を赤ちゃんや家族に行っていきたいと強く思い、新生児集中ケア認定看護師教育課程に進みました。
Q:どんな活動をしていますか?
A:急性期にある新生児と家族に専門的知識や根拠に基づいた看護ケアの実践やNICUに勤務している看護師への教育・ケアの指導などを行っています。また、よりよい看護ケアを実践するために研究も行っています。赤ちゃんの視点から物事を考え、赤ちゃんにとってよりよいやさしいケアの実践と赤ちゃんと家族の始まりを支えるケアを医療チームで取り組んでいます。
Q:これから認定看護師を志す人へアドバイスを
A:教育課程の半年間は学ぶことに専念でき、日頃疑問に感じていたことなど、研修生で協力し調査・検証を行って明らかにすることもできました。専門的な知識や技術を深め、よりよい看護とは何かを一緒に考えて行きましょう。

認定看護師の活躍 ~がん化学療法認定看護師~


がん化学療法認定看護師
Q:認定看護師を志した理由
A:がん化学療法の対象となる患者さんが増加し、分子標的薬等の新しい抗がん剤が次々と開発され、治療や看護が複雑になりつつあります。安全な抗がん剤の取り扱い、抗がん剤の作用、有害反応の予防と出現時の対応、その他注意事項を熟知し、適切な時期に適切な看護を提供していく必要があると感じました。それには専門的な知識と技術を持って、質の高い看護を実践するために認定看護師を目指しました。
Q:活動内容と抱負
A:がん化学療法の特性と管理の知識をもとに、薬物の投与、管理、副作用対策を行っています。また、がん化学療法を受ける患者さん・家族が、セルフケア能力や化学療法中におこる問題へのマネジメント能力が高められるようにアドバイスをします。また、問題解決できる方法を、患者さんや家族とともに考えています。患者さんが、安全・安楽に、そして安心、納得してがん化学療法を受けることができるように、医師、スタッフ、他職種と連携をとりながらよりよい方法を考えていきたいと思います。
Q:認定看護師を目指す人に一言
A:がん化学療法は日進月歩しています。専門的な知識と技術をもって、エビデンスに基づいた看護を提供できるよう、一緒に頑張っていきましょう。

緩和ケア認定看護師として~緩和ケア認定看護師~


緩和ケア認定看護師
Q:認定看護師を志した理由
A:内科病棟に長く勤務するなかで、特にがん患者さんのさまざまな苦痛な症状が十分に緩和されず、QOLが妨げられている症例に直面するたびに無力感を感じていました。
そこで、当院で2009年から始まった専門分野研修「緩和ケア」を受講しました。専門分野研修の修了生は、院内認定となり病棟での看護実践やスタッフへの指導という役割が期待されています。
院内認定の1期生として緩和ケアチーム院内ラウンドにも参加していきました。そこで、さらなる高度な知識を得ることが必要だと感じました。
そして、2013年9月から6か月間、緩和ケア認定看護師教育課程を受講し、2014年7月緩和ケア認定看護師となりました。
Q:どんな活動を行っていますか?
A:認定看護師としての活動としては、現在4病棟(内科・消化器内科)に勤務していますので、病棟での看護実践、指導を行っています。また、週1回(木曜日)、緩和ケアチームの院内ラウンドを緩和ケアチームの一員として行っています。
今後は、早期からの緩和ケアをめざし、診断時からの緩和ケアが行えるように緩和ケア外来や相談に対応していきたいと考えています。また、治療の選択、継続や中止など意思決定が必要となった場面で、がん部門の認定看護師として、意思決定支援を行っていきたいと考えています。
さらに、療養場所の選択も今後の大きな課題です。在宅療養を考えている方、緩和ケア病棟を考えている方に適切な情報提供を行い、地域連携室や在宅医療・看護との連携を行っていこうと考えています。
Q:これから認定看護師を志す人へアドバイスを
A:これから何かを深めて勉強したいと思った時には、今からでも遅くありません。
認定看護師という道もあります。一緒に頑張りましょう。

認定看護師として


認定看護師
Q:認定看護師を志した理由は?
A:赤ちゃんは、大人のように自分の状態を言葉で言えません。しかし、ちょっとした様子の変化や泣き方・バイタルサイン等で、自分の状態を一生懸命私たちに訴えています。このような赤ちゃんのSOSのサインに気づけなかった時、私は自分の力の無さを感じ、悔しくてたまりませんでした。こうした経験の中で、自分の看護の一つ一つが赤ちゃんとそのご家族に影響していることを実感しました。そして、自分のケアは本当に赤ちゃんにとって優しいケアなのかと疑問に感じ、もっとより良い看護をしていきたいと思い認定看護師を目指しました。
Q:どんな活動を行っていますか?
A:新生児集中治療における知識の伝達や、根拠に基づいた看護ケアが実践できるようNICUスタッフの相談に乗ったり、技術指導を行ったりしています。また、NICU に入院している赤ちゃんのご家族の心のケアや授乳・育児指導にも力を入れています。スタッフも、赤ちゃんやそのご家族の立場に立った目線で看護を考え、実践しているため、“赤ちゃんにとって何が一番良いのか”と白熱した討論を繰り広げることもしばしばです。チーム一丸となって、赤ちゃんとそのご家族中心の看護ができるように取り組んでいます。
Q:これから認定看護師を志す人へアドバイスを
A:認定看護師教育課程では、今までの知識が浅はかなものだったと実感するほど、より深い専門的な知識と根拠に基づいた看護を学ぶことができました。また、同じ志を持つ認定看護師の仲間と出会うことが出来たのは何よりの宝です。勉強をすることは決して無駄になりません。赤ちゃんとそのご家族に優しい看護が出来るよう、一緒にがんばりましょう。